「SKDs未来の担い手育成プロジェクト」の一環として、芝浜小学校にて「まちづくり」に関する授業を行いました(芝浦一丁目地区まちづくり協議会・一般社団法人芝浦エリアマネジメント)

2024/09/03

2024年6月24日(月)、6月25日(火)、港区立芝浜小学校4年生を対象に、「SKDs未来の担い手育成プロジェクト(※1)」の一環として、総合的な学習の時間に「まちをみるめ(※2)」の出張授業を行いました。2022年度に開校したばかりの芝浜小学校は、今回で2回目の実施となります。

各クラス6班に分かれ、『お年寄り』、『耳が聞こえづらい人』、『静かに過ごしたい人』、『楽しみたい人』、『小さな子どもつれている人』、『自然が好きな人』の「みるめ(視点)」になって、校内や芝浦公園の観察を行いました。

まちづくり協議会のメンバーは、紙芝居を使用して「まちをみるめ」の説明や、児童たちと校内を回りながら「みるめ(視点)」について一緒に考え、アドバイスを行いました。今回は、協議会のメンバーだけでなく、区民の方にも引率者として協力していただき、地域の方々に当協議会の活動を知っていただく機会にもなりました。

授業の最後には、他者の「みるめ」になって観察すると「どんな風に見えて、どう感じたか」を発表してもらいました。『静かに過ごしたい人』の班からは、図書館で勉強している人や病気で静かに過ごしたい人はどんな気持ちか、どんな空間にした方が良いかといった具体的な対応についての意見や、『自然が好きな人』の班からは公園の生き物に関する意見もありました。

立場を変えて見ることで、普段何気なく過ごしている場所にある不便さや、スロープ設置などの配慮を発見することが出来、様々な視点でまちを考える大切さを感じてもらえたのではないでしょうか。

子どもたちが発表してくれた意見は、芝浦エリアのまちづくりに活かしていければと思います。

※1「SKDs未来の担い手育成プロジェクト」とは
港区芝浦港南地区総合支所による、まちの課題に取り組む企業や団体と連携し、幅広い世代の人々がそれぞれの立場でまちに関心を持ち、活動に参加できるきっかけとなるよう、地域の魅力等について学ぶための講座やワークショップを実施し、地域活動やボランティア活動を担う人材の育成を支援する事業です。

※2「まちをみるめ」とは
芝浦一丁目地区まちづくり協議会会員である野村不動産㈱が開発した、自分以外の他者の「みるめ(視点)」になって街を観察し、街への興味や関心を育む教育プログラム。